お疲れ様です。7/22玄武君お誕生日が急きょ出勤になりふてくされていたところ、気になって即購入しました。
・ダークなTAKUYOを信用している
購入理由はこの一点のみ。周りでプレイされていた方もいらっしゃらなかったので何もかも初見でしたが一応先人(外部リンク・こちらもネタバレなし)の教えに従い、攻略順だけは確認して始めました。ネタバレはあんまりない…つもり、気になる方はプレイしてから記事をご覧ください。地獄度具合で言ったら蝶毒FDの秀雄BAD後程ではないけど、もはや伝説になりつつある発禁ゲーと同じ土俵に上げた時点でお察しください。
世界観とシステム、主人公
『絶対迷宮グリム』で乙女ゲームデビューし、ラノベ『断章のグリム』などの童話モチーフダークファンタジーで育った身としては大変落ち着く世界観。誰もが幸せになれるエンドなどないのだ…。
『ソラユメ』の暁とルーエンと朝峰ルートを足して毒素を盛り込んでCEROを一段上げたイメージ。人を知って、信じて、同じ想いを返して欲しいと願う過程が好きな人向け。最初から好感度が高いキャラはいるようでいない。
プロローグがとても長い。しかし全スキップしてもその先もそれなりにボリューミーなので、逆に丁度いいくらいでした。右スティックに環境設定でログ表示とステータス確認と次の選択肢までスキップを全部付与するとよりエンド回収がしやすいと思います。ルート分岐が地味に難しく狙ったENDが回収しにくい。バリエーションに富んだバッドエンドなので、回収も作業にならない。
主人公は名前変換せず、そういうキャラクターとして楽しみました。成長過程とトラウマが一般的とは言えない(双子の気持ちが分かる人ってプレイヤーの何割もいないのでは…?)(精神構造だけを見れば、ある程度共感出来る人もいるのかもしれない)なので、がっつり自己投影!は難しいのではないかと。乙ゲーヒロインは致命的にリンク出来ない点がなければそれでいい派で、さらに私は根が陰キャなので、ある程度共感出来ました。ひっそり病んでる主人公に発作が起きないなら大丈夫。
以下、攻略順で人物評とエンドの感想があります。斜体の部分はTwitterの新鮮な呻き。★付はおすすめ良エンドです。
密原誠丞
「……そう。どいつもこいつも、お前さえいれば構わないんだから!!」
「俺を鏡に映したような人間がいても、俺を必ず選び取るくらいさ」
推奨攻略順が密原からなんだけど、共通ルートの段階で割とぶん殴りたい感じ出てる
密原ルートに入ったはずなのに久瀬くんがすごい好きだし密原出てこないがな
やっぱりルート間違ったのでは?!
合ってたわ…
ルート序盤だからか分からんけど双方ドキドキもキュンもしてない腹の探り合い頂上決戦みたいな感じで辛い 密原くんが胡散臭すぎる
密原ろくでもないんだけど後半(終盤)は乙女ゲームでホクホク
もう共通の時点でうさんくさくてたまらない、素敵な名前が体を現さない。ろくでもない(悪い)のと、哀しいほど人間らしい部分(良いとこ)の総合得点でビンタ3回くらい?こんだけヘイト要素だらけなのによくもまあ攻略キャラにしようと思ったね?こいつの情緒が不安定なお陰で、病的なヒロインが逆に安定するある意味すごい男。こんなでも主人公の2歳下。
いや悪いとこだけじゃないというか、根は努力家で常識的というか、世間に生きてる苦しみがひしひしと感じられる。感性も多分一般的。歪んだツンデレを無理に真っ直ぐにしようとして失敗したから被覆したみたいな苦しそうな感じが、嫌いきれない魅力なのかもしれません。根っこの部分は多分主人公と似た者同士で、最終的な親和性が多分一番高いからマカロンだけは喰われたし彼女のイメージイラストにいるのかな。
『カリギュラOD』で琵琶坂に出会っていて良かった。乙女ゲームと普通のRPGだけやって生きてたら拒絶反応起こしてたかもしれない。この期に及んでアップルパイの食べさせ方が猟奇的すぎるよ~!
深愛Good
全キャラ全エンドの中でヒロインが一番普通っぽく幸せな女子高生になる。エンディングまでの持って行き方が最後に思えば力技だったかもしれないけど、この人性格歪んでるだけで一般人だから…。喧嘩ップルの亜種。2人とも楽しそうでよかった。けど、全部終わってよく考えたら何も知らないままなら幸せでいられるよ…という悪意も感じさせてくる。
★bad
切ない。さわやかでほろ苦い。彼との日々で鬱病がマシになった新スイートクラウン様は、彼の幸せを祈りながら聖職者みたいに生きてひっそり消えていく(多分)、健全だけど寂しい話。密原はいつだって「遺される/生かされる側」なんだなあ…世界に祝福され/呪われている。願う側はいい、「願っている」って言われた側はどうなのかな…。
歪愛Good
密原が環境の歪みに耐えられなくなったというか、隠していたコンプレックスが溢れ出て取り返しのつかないことになった感じ?合意の上だけど、お互いがいればそれだけで満足なんだけど、でもなんだかあまり幸せそうじゃない。そして病みカップルの痴話喧嘩に巻きこまれて行われるジェノサイド。これで本当にGoodならもう何も信じられない…と思ったら次キャラの歪エンドがいい感じだったので撤回しました。
★bad
前述の痴話喧嘩がガッツリ決裂した話。密原ルートだからbadだね?はっきりしないけど「好きになって欲しい」って思ってたなら多分好きなんだよ…マカロンは執着の甘い味。そしてこのエンドを一番最後に回収してしまったため、久瀬くんルートへのお膳立てがめちゃめちゃいい感じに出来てしまった。
久瀬蒼馬
「一度捜して見付からなくても、二度捜して、三度捜して……そうしたら見付かるかもしれない」
「俺がお前の知らないことを話して、お前が俺の知らないことを話したら、すごく愉しかったかも知れないのに」
久瀬くんがよい子過ぎて早くもちゃんとスプーンが赤くなってるのに安心する 前回がひんまがりすぎてたんだ…
TAKUYOお家芸の「……」テキストで何かしゃべってるのがやっと来てめちゃめちゃ興奮した 私の実家はここよ
久瀬くんかわっかわいっ
誰も悪くない(密原が悪い)
爽やかな後味であった…久瀬くんよいこ…内田雄馬ありがとう…
「城に来る前のことは、そんなに大切なことなのかな…」
そんなに大切なことなんだな… だった
久瀬歪bad好きだわ…めちゃめちゃ好き… 歪goodはなんか久瀬じゃない人格が混ざってるような(?)気がしてソワソワしてしまった
これは人形遊びなのだな…「弟」の思い出を辿る1人遊び…でも…本望って…大切、大好き、愛してるかあ
すっっっっごい良い子。とんでもない要素の闇鍋を解決する秘密を知ってから、余計に密原深愛Goodが「知らないままって幸せになれるんだな…」と業深く感じられる(でもそのエンドが一番一般的な女子高生みたいな幸せを掴める。つらい)。
あまりに人格が真っ当(時々言動は真っ当ではないが、別に歪んではいない。シンプルに変な人)なので、全ルート中一番主人公の鬱っぽさが早くきちんと抜ける。逆に周りの闇で久瀬が病んでくるので、深愛か歪愛かは己の選択の結果というわけで…。ド正論も、恥ずかしい告白も、声を大にして言ってくれるから清々しいし、それでもけして無神経でなく、むしろいつも気遣って大事にしてくれる濃やかさがある類を見ない良い子。恋した彼の弱さにキュンとし、感情の吐露に胸を打たれました。ちなみにリップ音と描写が一番エロい。一番好きな台詞が端的にネタバレをしているので紹介出来ない…!
★深愛Good
懸念事項や心配事はあれど、外の世界で幸せになったハッピーエンド。久瀬が光過ぎて、ついでに密原まで更生しそうになっている凄いぞ久瀬蒼馬。正直お金と身分証明が一番心配。けど絶対幸せになると信じられる、強エンド。
bad
かなりあっさり終わってしまったけど、つまりラスボス戦敗退ということ…?主人公が更生しきらなかったので、Goodに行けなかったのかも、と解釈しました。
歪愛Good
主人公の姉力(母性)がMAXになり、恋に弱った久瀬くんは本来の「役割」を果たした…なエンド。二人っきりがいい、他は何も要らない系の願いが誰かさんとそっくりである意味一番血を感じますね?最後久瀬らしからぬ言動で、これは本当に久瀬くんの人格なのだろうかと疑ったものですが、CG閲覧画面で再生できるボイスで「本望」などとコメントしていて、狂った人形遊びと主人を愛する人形の気持ちを一気に受け止めて悲しく切なく萌えました。
★bad
「本当は兄になりたかったのだが」の伏線を曲解してある意味回収したほの暗く(リップ音が)エロい結末。彼は話のモチーフが「いばら姫」なのですが、深愛goodで眠りを醒ます王子様役だったのに対し、姫の傍で共に眠る、って感じでした。真っ直ぐで真っ当な朝日の使者のような人が夜の恋の狂気に当てられた様を見るのは、哀しくも退廃的でゾクゾクします。
日之世武尊
「……“一緒にお墓に入りましょう”だったら、プロポーズみたいだったんですけどねえ」
「(“傍にいて欲しい”と願ったのは、そっちの癖に)」
ちょっと心配になるくらい主人公が身体張っててすごいルートだな…
冷静で頭が回るし強烈過ぎるコンプレックスもないので好みではある クローズドサークルで協力できないやつは苦手
ひのせの心が傾いてきたのがわかる…じわじわしてる… やっと乙女ゲームっぽくなってきた 柿原ボイスの「ごきげんよう」が好きすぎる
密原と久瀬は因縁もありお互いを意識しあって凄かったのですが、ひのせの対抗意識が真井なのが高みを目指してる感じでおもろい 真井さん…記憶ないか超演技派の…あの…弟よね…?顔似すぎだし…菓子…いやなんでもない
「やっと笑ってくれましたね」
ひのせは生も死も「一緒」がいいんだな…
宝物、大切なものをどうするか(愛の示し方)みたいな話でした しっとり切ない
たぶん歪は姿形が変わっても、悪魔になってもそれでも一緒にいたいみたいな ひのせさんの理性があんまり失われていない
ひのせが愛してるってしっかり認めるの歪badだけだったのでは…その後の展開あれかよ…うわ生き地獄… でも永遠の時間のなかでいつか仲直りしたりは…しないか…ヒロインのSANが終わってるもんな…
間違いなく恋して愛してるのにそれを「愛してる」と定義しないままだけど確かに示してくれるしいいみたいなね 哀れな卑しいオフレンダ…
心中厨にヒットするので絶対履修すべき。こんなエッジの利いた見た目と台詞なのに、段々邪悪なニヤニヤ笑いが無邪気な笑顔に見えてくる不思議。品性を疑われる台詞も何だかんだ癖になる。
ひのせの理性が終始しっかりしているので、主人公のメンタルはそこ(久瀬ルート)まで強くはならないけど、弱いままでも生きてていいくらいの安定感が感じられるので良し。歪bad以外で「好き」「愛してる」とはっきりひのせが定義しない(台詞は恐らく一度もない)のに、恋して、愛して、大切で、未来を信じているよとひしひしと伝えてくるのがらしくて好きです。というかモノローグであまりに優しく柔らかな面を見せてくれるので、凶器を向けられたり趣味のチャレンジによる鉄錆の味を忘れかけます。これがゲインロス効果か…。喪失を経験し、そして乗り越えた者としての主人公の目指すべき強さのようなものを持つ…ような気がする…多分。自己犠牲や殺害といった愛の示し方を嫌悪していてこいつの感性分からんと思っていたんですが、刺し違えるとか貴方も(毒を)飲んでもらうとかでめちゃめちゃ喜ぶので、なんかこう…可愛いというか…「一方的」だったから嫌なのか…「愛はお互い合ってこそ」みたいな純情と「一緒なら何にだって」という危うさが…好きになってしまう…。ヨモツヘグイを強要されてちょっと口つけて止めるとこも好き。個人的に刺さる台詞も多い。
本編中は真意の見づらい内心をモノローグで補足して「物足りないけどこんなものかな」と思わせておいて、CGページのコメントあの…。花嫁…。最終的に「生まれ変わったレベルの別人」になった呼ばわりされてて笑った。その通りなんだけど、ひのせらしさは損なわれてなくてライターさんが凄いのかも。
深愛Good
喪ったことを受け入れて、それでもと決めた穏やかで優しいルート。現実はきっと大変だけど、お伽噺の外でも幸せになっていくと信じたい。ひのせの体調だけが心配。「泡にしたくて脚を与えた訳ではない」のが報われてほっとした。ED曲の「さあ新たな道を 鳴り響くファンファーレ あなたの微笑みを携えて」が凄く似合う。道は歩むもの、脚あってこそなので、踏みしめて共に生きていく感じが好き。
bad
一見するとハッピーだけど、喪失からの再起と未来をハッピーエンドに据えている以上、夢の世界で幸せになるのは物語の趣旨としてbad扱いなんだろうな…。比較的マイルドなメリバ。
歪愛Good
これは割とハッピーエンドなのでは?理性的なひのせが分かったうえで恋の狂気に身を浸した感じ、主人公のメンタルはほぼ終わっているからこそ、ひのせも「まあいっか」となってしまったのかも。狂うのも一緒が良いみたいな。元々本人の生存欲は快楽を感じるための最低限みたいな感じだったし、ひのせが楽しそうなので良し。恋した王子様は人魚姫のために脚を捨てて、永遠に幸せに暮らしました。めでたしめでたし。
★bad
ひのせの献身と純情とあまりに深い愛に胸を打たれてしばらく動けなかった。最高の生き地獄をありがとう。
個別に入ったすぐあたり(多分)の「…………」の台詞をちゃんと聞いてるともう気が狂いそうになる。変趣味で退廃快楽主義でもあなたという人間は曲がってないし、好きな人の笑顔を願って…こんなことで…よかった…のか…?その「結末」ではなくて、主人公が求めてくれなくなったことが辛いと、楽になりたい、許されたいと…あんなに強固なメンタルを誇ったお前が…言うのか…。あまりに「恋」だよ…。本気で切ない。苦しい。ひのせのモノローグの神髄を見て欲しい。
古橋旺一郎
「何処が? ずるいというのは、先ほどから一切自分の気持ちを語らない君のような人を言うんだ」
「……はは、お互い傷は大きいな。既に後戻りが出来ない状況だ」
古橋ルートは一番会話が成り立ってるのでギャグもある すごい
ハンカチを持っていて気遣いが出来、嘘八百も奇怪な言動も変趣味もない、素晴らしいぞ古橋
「ありがとう」はダメだーーーー!泣いてる
大団円すごー… 存在が危ぶまれる人とか疑惑のあの人とかをすべて丸々解決してる…してるのか…?
世界観と悪魔側の真相。メインヒーローとしてそれほど主張が強い方ではなかったので忘れかけていましたが、明かされる情報があまりに大きく、また道化師の心が垣間見えて良かったルート。
恋愛は…2人ともあまり心に余裕がないもんな…。甘さ控えめ。「ラムレーズンアイス」に比べればそりゃあね、「ガトーショコラ」ですからね。
古橋さん自身は、鬱っぽいけど真面目で面倒見がよく、真っ当な感性と常識を持った不器用で不愛想な人なので、まあ普通に会話も成り立つし、何よりちゃんと本心から優しい!人の情を分かりやすく感じられる!温かい!しかしその性格が仇になりいつまでもいつまでも罪悪感に苦しんでいるわけで…。時々自棄になって突飛な感じ出してしまうので逆に萌えキャラ。長く贖罪のために苦痛を感じたくて秘密倶楽部にいたってなんやねん、さらっと流すな。CEROは大丈夫か。
とにかく作品一存在がほのぼのしている。というか環境と巡り合いの不幸に巻き込まれただけで、人格も趣味も普通の人だった…。こんな見た目で割と儚い系。生存欲求0。でも年上というか精神年齢は大人なので、主人公が庇護欲に駆られることもなく(とは言え空回りしてよく分からん行動を取るくらいにはメンタルの回復が微量。鬱同士なので)。長兄×長女の不器用な組み合わせ。欲を言うなら「記憶にない」時代をちょっと見てみたかった。
深愛Good
エピローグででもくっついてないのにはもうちょい頑張れ!と思ったり。またED曲の話だけど「動きだした世界は 眩し過ぎて目を瞑った」が最後のスチルの陽だまりの下の2人とぴったり過ぎて、全員の幸福を祈った…。大団円すごい。不動産とか税とかもろもろの現実世界の問題を解決せざるを得なくなったケイファさんにちょっと笑った。回想の悪い大人さ具合でうわ~となったけどこの人も愛猫と幸せに生きて欲しい。
★bad
ついさっきまで両想いだったじゃん!!!!!?????…このエンド特有シーンなので盛大な死亡フラグだった…。ひのせ歪愛badと同じ助走で古橋だからこそ陥ったエンド。主人公のメンタルが治りきらなかったので自己愛に負けてしまい、そしてその結末を「同類」の古橋は否定できない…けど引きずり続ける爽やかで正統派のバッドエンド。悪夢より悲しい現実が続く。辛い。
★歪愛Good
メリバ。酷い会話なのにキュンとする。「自分なんかのために誰かを犠牲にしてまで生きたくない」似た者同士の2人が「貴方/貴女を愛して共に生きていたい」から相手のためと言いながら自己愛満々で生きている。どちらかというと古橋さんの生き地獄。生き恥を晒しているのは、どうしようもなく愛しているから…。意外と糖度が高い(?)し、ビジュアル面で退廃が強い。モノローグも良い。
bad
密原・久瀬ルートの提案がこんなところでまた出てくるとは思わなかった。そして発想が姉弟で同じなのに今気付いてしまった。深愛badが主人公の一方通行なのに対して、こちらは古橋の一方通行。自己満足。ひのせさんの説教が恋しい。
真井知己
「(『この気持ち』はどうしたもんかな……)」
「俺もそう思うよ。だって、好きな人とはずっと一緒にいたいもんね」
TAKUYOの癒し常識お兄さん枠は個別に入ると人が変わるの見本例みたいな知己くんじゃん… まさかの攻略制限
こんなにめちゃめちゃいい人なのに隠しって時点でもう何もかも嫌な予感しかしないので、序盤のほのぼのが辛くてたまらん
真井ルート辛くて進められない 嫌な予感しかしないからラブコメが辛くてTwitterに逃げてる
「…~~ーーー!」って
公式推奨の攻略順でついさっきまで古橋さんを攻略させてたのに次のルートで一番最初に犠牲になるの古橋さんなのおかしくない???悪魔か????
もう何を言ってもネタバレになるので差し控えるのですが、どのルートでも安定して優しく可愛げと頼り甲斐を兼ね備え常識と良識に溢れた真井さん(好きになってしまう)(照れ困り顔が好き過ぎる)をよりによって攻略制限掛けてこんな…もうビジュアルからして隠す気ないその枠に…よくも入れたなTAKUYO~~~~~~~~~~~~~~~~~!!
ずっと言われ続けてるけど、主人公が弟に固執するのは自己愛の部分が大きいので、色んなキャラがバッドへの序章で「本物の弟」と自分を天秤に掛けさせてるのを見ると、どう結論付けても誰も得しない訳です。でもしてしまう真井さん。そもそも主人公は弟をそういう目では見れない訳で、もう比べるとかそういう次元じゃないのに、どうしてか同じ尺度で測ろうとされて破綻する…それの極致って感じです。狂気のかくれんぼは必見。君はお菓子を作る側だったじゃないの…。
そしてGoodと言われて落ち着いたエンディングがそれかよ?!おい!!わかるけど!!!真井さんが幸せになるためには必要なプロセスだったんだけど!!すれ違って…廃忘する半身の憂い…。主人公、初期状態の真井さんと同じになっているからこそ、???だし、その捨てられない「ガラクタ」の大切さを、理由を、求め続ければいつか…。つらい。EDムービーが最高だしぷっつり途切れたオルゴールが不穏。CGページのコメントボイスでちょっとだけ希望が見れます。
Badの方も献身的である意味リンクしやすかった真井さんからすればメリバなのかもしれないし、まあ…これはこれでいいのでは?久瀬くんが過去の反復だったのに対し、こちらは現在進行形なのがミソ。本物なので…。つらい。
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総評すると、買って良かった!安心の黒TAKUYOでした。スチルの満足度とキャラの年齢の低さが気にならなければ…万人受けはしなさそうですが、私はかなり好きです。新OP曲がめちゃ好みなので、曲の販売を楽しみに待っています。お粗末様でした。