混ざりて惑え 褪めざる罪 呪詛の鍵
お疲れ様です。今年も来ましたね…!年一の連載を追っています。ありがとう…!
デフォルト来たよ!もありがとうございました。またどうぞよろしくお願いいたします。
朝の魔女・夜の魔女と悪魔と元黒猫=女王の3陣営が1曲に集合したのは久しぶりです。例年以上に華やかに残酷な歌で本当にいい。そろそろ各曲の言葉の意味も分かってきた頃かも。
黒猫 cat:「化物」「女王」の前身の遠い日の姿。青い目をしている。
行進 parade:黒猫たちがハロウィンの夜に子供をさらって歩く行進。
悪夢 nightmare:もしかして「悪魔」の初出?さらった子供(お菓子)を檻に入れて鍵を掛けて…の一連の末路が出されてます。
魔女 witch:朝の魔女と夜の魔女初登場。恐れられている謎の存在。シンガーは一緒だけど同一かは不明。はじまりの鐘の音、火事を知らせるカン、カンの音のように聴こえる…。(ゾクゾクする始まりで大好きです)「仲間はずれを探す歌」が分からない…誘い出す呪文は魔女の歌なのか?
篝火 cryfish:悲劇を嘆く紙芝居。攫われた子供たちの両親の歌。子供たちを探しているけど、ぐちゃぐちゃに一緒くたにされているので見つけられないで、その魂は釣られて糸で繋がれて逃げられなくなっている…んだと思う。糸の先にいるのは多分「羽音」のイラストが蜘蛛だったので「女王」。
産声:黒猫たちを軸にさらった子供をくっつけてゾンビだかフランケンだかになって彷徨っている。「聴きたい言葉は一つだけ ”Well back again”」
魔法 magic:「魔法」を掛けるのは「悪魔」。最後左右が入れ替わって青い目だけが映るので、やっぱりこの嘘の魔法と焼き上げたお菓子で捏ね上げた誰かは黒猫なんだな…。
蝙蝠 bat:前夜祭シリーズで一番好きなのこれかもしれない。「さみしさだけが牙を剥く」がぞっとする。多分このあたりから最初の願いや会いたい人のことを、もう随分思いだせなくなっているっぽい。ここで6年…。
蝋燭 candle:KAITO&IAコンビなので篝火と同じご両親役。「鏡を裏返したら嘘つきは帰る時間だ」「見ないふり/気付かないで」「嘘を 夢を繕うから」だから…混ざったどの子かの想いでドアを叩いて、開けてしまったらそのご両親も釣り上げられて…という…ことかな…被害拡大ソング。この頃からもう黒猫は縛られているんだな…。悪魔は逃がしてくれない。
時計 clock:8年経って顔がなくなったのは、前回目元が溶けていたのが悪化して遂に…ということか。子供たちが願ったのか、悪魔たちが逃がさないのか、ハロウィンの夜を繰り返している(ハロウィンの夜だけ蘇っているから、黒猫たちには夜が延々続いているように感じる)。
化物 monster:まだまだ続くよ「行進」が…。お菓子=子供の比喩なので、騙してさらっているのは確定です。
悪魔 devil:「擲ったら 気付いたら 望んだら 裏切ったら 朝が来る その前に!」朝が来ると魔法が解けてしまう…。悪魔に気にいられて「助けてあげるよ そう祈っただろう?」と目を塞ぎネガティブスパイラルに何度でも放り込む所業。
人形 doll:この曲もすごい好き。目元→顔→手→足音と溶けている。もうとんでもない化物なのでは?空いた胸の穴=空っぽの箱の中を甘い不幸せで満たさなきゃ、満たされない。人格もほぼ消えかけているが、死ねないのでしょうね…。
羽音 buzz:延々続くよ「行進」が…。ここで初めて元黒猫たちが「女王」と称されるようになりました。噂になっている、何かに惹かれてふらふらと行進に巻きこまれていく様子。
呪文 spell:空っぽの心や、ウィルの燃える石、いつかの約束も全部ぐちゃぐちゃになっちゃった…。悪魔シンガー2人が入ると大体悪化する気がする。「詰め込んだお菓子の数だけ 夢を見るのさ」だから、これまた混ぜこぜになった子供たちの記憶もちょこっとだけ入っているのかもしれない。
ここで女王。
悪魔たちが子供を貪らせては、勝手に壊れるガラクタ女王に呪文を掛けては時計の針を弄んでいるのが明示されました。
黒猫はもう何も覚えていないけど、哀れに泣く「にゃーお」の声が変わらないのがもっと物悲しい。イラスト見る限り椅子に座ってフォークを振り上げる姿で括られているので、もう自分らの意思で座れもしない。この食堂の支配者は給仕係の悪魔たちなんですねえ…。
夜の魔女・朝の魔女の2人が恐れられているのは分かるのですが、ここの実態が依然はっきりしないのが気になるところです。女王の席に下りてくる額縁が二人の魔女なんですが…元黒猫と同一なのか…???
…あとdevilの額縁のパパとママ、黒髪なのは良い(黒猫の親なので)があまりに悪魔の2人に顔が似ている…偶然…?