お久しぶりです。いいね!ありがとうございます。聚楽第もお疲れさまでした。長義いらっしゃい!
参加中の企画(https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=75314843)で「星」をテーマにデザインをしました。
私にとって星とはなんだろうと考える良いきっかけになりました。(こういったことでもないとまじまじ考えることでもないですが)
「遠くにあるもの」
…はともかく、「手が届かないもの」に関しては戀心中(4年ほど前に参加したpixiv企画)の他の方の作品の影響を強く受けているのを感じます。
だいぶざっくり言えば、「星」に憧れようとも届かないから、わたしはこれ(金平糖)でいい…といった感じでした。
恒星に近づいたら焼けてしまうので、やはり離れて見ているのが愛でていられる、最適な距離感というものもあるのでしょうか。やるせない。太陽に近づきすぎた人間の末路的な話は、神話などでもよく聞かれる話です。
上記の彼女は星に近づいたことを後悔していないだろうかと、未だにふと考えることがあります。
「きらめいているもの」
きらめき、という光の表現に、私は冷たさを感じます。
高貴で希少で、目を焼く眩しさはなく、ともすれば優し気で、それでも触れてはならない。
これは刀剣に対する私のイメージに近いものがあります。なかでも一番星っぽいのは長義です。国広と鶴丸もかも?鶯丸もその気があるかな……星っぽい男士好きです。
そういえば、満天の星空には萌えないのは、その1粒の美しさを大事にされていないように思ってしまうからかもしれません。
Looking for distance, dear my delight.
このタイトルはある意味、遠くにあるから輝いて見える、と言っているようなものです。思い出の中にあるからより美しいというか…。
だからstarではなくdelightにしました。他にもjoyとかhopeとか言いかえることも出来ますが、lightと入っているぶん、なんとなくきらめきのイメージに近づけるような気もします。
作業序盤にGreensleeves(イギリスの失恋民謡)を聞いていたのもあるかもしれません。(歌詞に出てくる)
遠くにあって、届かなくて、あなたは私を見ていなくて、あなたがもう――そこにはいないとしても。
こっちはデザイナーズメッセージというか、恒例のポエム的なあれというか、それです。
カタミにとっての星=もう会えない誰かとの輝かしい思い出と、その人そのもの。
カタミは星を見ているけど、あなたは私を見ていない。悲しいほど一方通行で、遠くにあるのに狂おしいほどきらめいていて、大切であるが故にもう触れられなくなってしまった。
星の光が目に届くまでにはかなり時差があるという話は有名です。それと同じことが、カタミにも起きてるのかもしれない…というか、起きてるんです。多分、本人も分かっているんです。
「いないとしても」何でしょうか。
私はあなたを覚えている、忘れられない、会いたい、…愛している、かも。