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鶴丸国永・考

鶴丸国永・考

はじめに
最近鶴丸がキています。
サプライズ大好きギャグ要員から昼ドラシリアスまで、平安太刀爺さんから見た目相応の青年キャラまで、解釈が非常に幅広いのが特徴的ですよね。
考察厨の血が疼いて仕方がないのです。キちゃったのです。
ここでは私なりに、鶴丸国永ってきっとこんな感じ、をつらつら書いて行くので、イメージと違っても気にしないでください。

※セリフバレに1ミリも気を遣っていません。ごめん。
※歴史や来歴は諸説あるうちのロマンがあるものを採用しています。鵜呑みは禁物です。

鶴丸と驚き

驚愕(きょうがく、英: surprise)または驚き(おどろき)とは、動物が予期しない事象を体験したときに起こる瞬間的な感情をいう。
驚きには好ましいものも好ましくないものもある。
むしろ、怒りや恐怖などの爆発的な感情変化を、分類する以前の状態が驚きかも知れない。驚いた状態をびっくりしたという。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/驚愕 より引用)

鶴丸が好むのは恐らく瞬間的・爆発的な感情、すなわち生を実感できる「感情の勾配」である。
まず、台詞より「予想し得る出来事」「退屈で死んでしまいそう」「いつまでもこれでは」「代わり映えのない」などと、 変化がないことや、当然として得られる結果を厭う発言が多く見られることに着目した。

鶴丸と墓
鎌倉中期に鶴丸を所持していたとされる安達泰盛は、執権北条貞時の命により討たれた。これを霜月騒動といい、1285年の出来事である。
その際泰盛と共に埋葬された鶴丸だが、貞時は墓を暴いて鶴丸を入手したという。 真偽のほどは定かではないが、「俺欲しさに墓を暴いたり」との発言があるため刀剣乱舞世界では採用されているのだろう。
「墓に入った(=死んだ)はずの俺を掘り起こした(=蘇らせた)」と感じたと仮定する。

そして彼は刀剣という道具である。持ち主と共に埋葬された道具というのは基本的に
①自分以外の者には使わせたくない(主に死者の意思) ②死後の世界でも使えるように(主に埋葬者の意思)という理由だ。
つまりは持ち主と持ち主を弔うほど近しい人に認められて、愛された道具が鶴丸なのである。
これらを踏まえると「主と共に死んだ俺を、勝手な理由で引き離したな」とも取れるのだ。
墓泥棒という倫理に反した行いの当事者にされ、添い遂げた主と無理矢理引き離された。 それ故に「俺を生き返らせたんだ、墓に入っていたら味わえないような感覚をくれよ」という、逆恨みのような感情が根底にあると考えた。

鶴丸と千年
刀剣乱舞世界が2205年、五条国永が京都で活躍していたとされるのが1055年前後。鶴丸は1000年を超える古刀である。

はじめに、ただの道具であった鶴丸は、まず傑作として世を巡り「それだけ人気があったってことだなあ」と言えるようになった。
自分の価値をよく知っているような発言は「この恰好じゃ様にならない(=普段は様になっている)」「俺への贈り物」の他にも真剣必殺や馬当番、畑当番関連の台詞からも伺える。
贈り物発言は「恋文」同様、審神者をからかった冗談だろうが、普通自信がなければそういった発言は出ないものである。

次、自分に自信のあるまだ若い彼に、前項で述べた逆恨みと倦厭の感情が加わる。
「退屈させるな」と思っている鶴丸は、まだ「心が死んでいる」と見ていいだろう。 しかし「驚き」という心躍る感情の起伏に魅せられた鶴丸は、本当の意味で生き返っていく。
そしてやがては「人生には驚きが必要なのさ。予想し得る出来事だけじゃあ、心が先に死んでいく」と変化した。
死人と道具に本来感情はなく、骸が朽ちてほこりが積もるのは何の意外性もない当然の結果である。 自分の心が死んでいたことに気付いた鶴丸は、墓の中でも味わえるそれらを厭うようになった。

そして自分に自信があり、驚きに魅せられ退屈を嫌う鶴丸は顕現され、自由に動く身体を手に入れた。
驚かされると生を実感する鶴丸は「驚き」そのものが好きになっているだろう。 だからこそ顕現されてからは他人を驚かせることにも関心を持つ。
好きなものを他人に与えたいとする行動原理は寄与、あるいは貢献したいという気持ちに近く、 こういった行為はある程度精神が成熟していないと発露しない。
ただし鶴丸の貢献願望はあくまで自分本位であり、驚かせた側が驚かされたいとは必ずしも望んでいないことがある。
他人本位の行動というのは精神成長ステージが自分本位より一段上になるため、ここで大きく解釈が分かれるのだと推測される。
つまり「驚かされている」と鶴丸は困った悪戯っ子になり、「驚かせてくれる」なら鶴丸はお茶目な兄貴分になるのだ。

鶴丸の魅力
自分の好きなものを憚らずに表に出せる人というのは、得てして華やいで見えるものだ。 倫理感と常識の程度に関しては、書くに及ばないだろう。
加えて彼は振られた仕事を拒否することはなく、感情は柔軟に受け止めて自分の中で上手くいなしている。 これは心理状態に余裕がなければ出来ないことだというのは、想像に難くない。
また鶴丸は審神者のことを主ではなく「きみ」と呼び、就任1年に驚くのは持ち主を転々とした影響と考えられる。 これは一種の防御反応と取れる。深入りし過ぎると死んだり生き返ったり人の業を見たり、ひどい目にあうからだ。

華やかな振る舞いと経験に裏打ちされた自信と余裕の態度。ぬぐえぬ不信と臆病を巧妙に見せない狡猾さ。
「驚かせたい」と取る行動は分かりやすい一長一短で、彼を多面的に魅せるだろう。まさにフィクションのイケメン。
しかし生の実感とは、自分が死んでいないことの確認作業である。すなわち、退屈(死)を嫌がる彼は人間臭くも、死にたくないと望んでいるのだ。
それこそが鶴丸を空想の人物ではなく、地に足を付けた「彼」として見たくなる理由ではないだろうか。

nowplaying: turn around --ACIDMAN
(2017-04-07) 刀剣乱舞

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